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20080426

  1. 2008/04/26 『命の水』 のために

『命の水』 のために

ウチは山から引いている水のおかげで水道代はもちろん、
ミネラルたっぷりの自然の恩恵を受けられている。
その山水が断水してもう半月にならが、それからずっと古座川の水道に切り替えている。
都会に比べればずっとキレイで美味しく飲める水道水だけど、
全く人家のない山から引いている水には叶わない。
川が増水すると作業ができないので、晴れの日が続かないと山には行けない。
そしてやっと、道具も揃い作業の日がやってきた。

yama1_20080427205200.jpg

(写真:左)

今回持って行った道具。
(どうして並んで?と思ってたら、私の ために船長がマメなことを...)
ポンプは2サイクルではなく環境に優しい4サイクルを先日購入した。
継ぎ手は意外に高く 1個千円くらい。
(写真:右)

私も今では山水作業も慣れたもの。
それでも2〜3年前まではこのトンネルさえ通ったことがなかった。

そして100M程行くと・・・

yama2

(写真:左)

まるでタイムスリップしたかのような景色。
見事な石垣があちらこちらにあり、昔の人のパワーを来る度に感じて関心しっぱなし。

このトンネルの出た場所でまずは1つ目の継ぎ手を外す。
この作業をしないと砂やエアーか噛んで流れの妨げになる。

(写真:右)

そして数十メートル程上がった辺りで同じように継ぎ手を外す。
以前は落差だけで水を引いてた時は継ぎ手を外す間隔や数が重要だった。
これが意外と面倒な作業で、特に水に浸かっている場所は1人では困難。

昔は地元の山水作業のプロを高い日当で雇っていた。
継ぎ手が外れていただけでも日当は半分だった


源流までの中間辺り。
昼頃から陽が当たるこの場所に何だか惹かれる...

この辺りでも毎回パイプのドレンを抜く。
パイプを高く持ち上げ
その先から水が溢れ出した瞬間に、
下の川にめがけてパイプの先を投げる。



杉の枯れ葉が積もる山道にツツジに似た
薄紫の花がいくつか落ちていた。

この山で花を見たことがなく
何処に咲いているのかと見上げてみると、
手の届かない高い木にいくつかの花が見えた。

5yama.jpg

(写真:左)

そのお気に入りの場所から少し上り、源流へ行くために次は川手に下りる。

道に這わせているパイプは川をまたぎ、
ここからは石垣に打ち込んだ鉄筋にパイプを固定している。

(写真:右)

少し行くと発見
断水の原因は上流の取り入れ口ではなかった。

2本のうち太いパイプの方は前回に断水したまま。
生きてた細い方のパイプもココで継ぎ手から引っこ抜けてた。

6yama.jpg

(写真:左)

そして荷物を持ってこの大きな岩を超える
川の流れも速い。
足場が悪いので転ばないように...

(写真:右)

ダムのようなココを上がれば源流に到着 !
この付近は気温が更に低く感じる。
水温は飲み物が冷えるくらい、10℃は下回ると思う。

ウチの取り入れ口は右の方でわざわざ左から行かないと上がれないのでいつも面倒

そしてなんだか船長の様子が・・・

7yama.jpg

(写真:左)

「あ〜ぁ 」 取り入れ口の1つが流されてない。
こういうのは付きものだけどショック

水面に出ているコンクリートの下が取り入れ口で、いつもはパイプを2本ともココにを差し込んでいる。
しっかりと番線で固定する。
でも増水してしまえば言うまでもない。
それが自然の恐ろしさというもの,,,

船長が小声で呟く。
「誰もこんな苦労知らんねん。ジャンジャン使って…」
確かに。でも 『タダ』 と知ったら益々遠慮なく『ジャンジャンだと思うんだけど...

(写真:右)

そして固定が終わると、いよいよここでポンプの登場 !!

以前は落差を利用した根気のいるやり方で、1人が下流でパイプをあげ水が溢れだすと一気にさげる。
それをする時の距離、パイプの上げる高さタイミングなどが重要だった。
だから2人での作業は大変で3人はほしかったという。
地元のプロを雇っていた頃、男3人がかりで1日かかって水が引けないこともあった。

この作業でのポンプの力は偉大 !

源流の作業が終わると道具を持ってアノお気に入りの場所まで下りた。
ナントいうこと 水が出ていない。

resize0799.jpg


砂が原因だとすぐに思いまた上流へ戻った。
取り入れ口までは上がらず途中のところで再びポンプの活躍。
船長、全身ぬれながらも次はちょっと長めにポンプをかけた。

下流への帰りにはパイプをゆすりながら戻る。
そして石ころと一緒に茶色い水が出てきた。

中間地点まで流れればあとは落差の勢いで
砂などが少しづつ押し流され、1日であっという間に綺麗な水になる。

外した継ぎ手を締めながら山を下りてくる。

とりあえず山での仕事が終わり、船長はトンネル前でも作業を続けていた。

船長、お疲れ様でした。
あれだけ頑張ればぼやく権利はあるよ
私達の仕事は裏方もホンマに大変
ラクして入るお金よりも、こうして頑張ってゲストの笑顔を見れたらいいやん...

ポンプのおかげで私の出番はカメラが重点 だった? ゴメンナサイ。

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